まさかまさかの出産祝いに「ティファニー」!

33歳の時、妊娠を機にそれまで9年間勤めた会社を退職し、第一子を出産しました。その会社の元同僚に無事出産した旨を連絡したところ、すぐに同僚有志の方々で出産祝いを贈ってくださいました。その頃、私は第一子にも関わらず里帰り出産はせずに、自宅で夫と二人で初めての育児に奮闘する日々を送っていました。

自宅に届いた宅急便の包みを開けてみると、そこにあったのはティファニー独特のブルーの小さな箱。「えっ?赤ちゃんの銀のスプーンかな?でもこんなに小さいっけ?」と少々戸惑いながら開けてみると、そこにはティファニーのジュエリー用の巾着とともにシルバーのリングがありました。

添えられたカードには、「邪魔にならないごくごく小さなものなので、どうぞ受け取ってくださいね。頑張っているお母さんへのプレゼントです。」とメッセージが添えられていました。私はびっくりしました。

需要はゼロ。だけど嬉しかったです。

他にも色々なものをお祝いとして頂戴しましたが、赤ちゃんが使うものか、母になった私が育児のために必要なものか、どちらかです。

おむつ替えや授乳などのたびに、頻繁に手を洗うし、赤ちゃんに怪我をさせないようにと、アクセサリーの類は全く身につけていない産後の女に、こんなに女性らしいものを贈ってくださるなんて、と感激しました。

そして妊娠前にはそれなりにファッションに気を使って都心に出勤していた自分を懐かしく思い出しました。同時に、私は同僚たちと贈り物の話題になる度に「物はいらない。」と言い放つ嫌な女だったことも思い出しました。当時はプレゼントや旅行のお土産などで、自分の好みや生活に合わない物を、人から頂くことを極端に嫌っていたのです。

元同様たちはそんな私のことを、とてもよく分かっていてくれたのです。だからたとえ好みに合わなくても、邪魔にはならない極々小さなものを選んでくれたのです。

みんなの暖かい気持ちに、いつも元気をもらっています。

のちに同僚の一人と話したところ「赤ちゃん用品はどれも可愛くて、選ぶのが楽しいけれど、私たちは皆独身だし、実際のところ本当に喜んで使ってもらえるものが選べるか、分からなかったから。」と言われました。そのみんなの気持ちが本当に嬉しかったのです。そして「物はいらない。」と言い放っていたかつての自分が恥ずかしくなりました。

どんな贈り物でも、くださるのは「物ではなくて気持ち」なのだから、その気持ちをありがたく思おう、と心底気づいたのです。

実際には、乳児の子育て中に指輪は不要で、ジュエリーボックスに眠ったままでした。その時の子供がある程度大きくなって、そろそろアクセサリーを楽しもうか、という時期になっても、シルバーリングはその時の自分の年齢やファッションに合わず、やはり使う機会はありませんでした。

それでも時々取り出し、指にはめて眺めては、皆の気持ちに感謝し、元気をチャージしています。

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